古来より人々の信仰の対象だった三輪山。
三輪山をご神体として崇める大神神社は全国的にも有名な神社で、全国から参拝に訪れる人が絶えません。
そんな大神神社からほど近くに、奈良の名物「三輪そうめん」が楽しめるオススメカフェがあります。
なんだ。そうめんか・・・
とあなどるなかれ。てのべたかだやは、カジュアルそうめん。という新ジャンルに挑戦する面白くて美味しいお店です。
ふだん食べなれたそうめんの印象が変わるかもしれません。
それではご紹介してきます。
てのべ たかだや 「カフェsoumen」基本情報
住所:奈良県桜井市芝374番地の1
電話:0120-38-3876
営業時間:9:00~17:00
(お食事 11:00~16:00)
(カフェ 10:00~16:30)
(物販 9:00~17:00)
定休日 : 水曜・年末年始
てのべたかだやは、そうめんの製造・販売をおこなっている「マル勝高田商店」が経営しているカフェ。
そうめんの可能性を探って新しい食べ方を提案する。という楽しいコンセプトのお店です。
カフェの外観もとってもモダンです。
一見、料理のお値段が高そうに見えますが、そこそこリーズナブルなので臆せずにのれんを
エイヤ!とくぐってみてください!(^^)!
三輪そうめんあれこれ
そうめん発祥の地とも言われている奈良県桜井市三輪。
「三輪そうめん」のブランドはそうめん業界に確固とした地位を築いています。
三輪そうめんの特徴は、麺が細くて、コシが強く伸びにくいこと。
三輪の製麺所では伝統的な手延べ製法を守っていて、それが三輪そうめんのコシの強さを生みだしています。
三輪そうめんで育った私は、初めて他のそうめんを食べた時に
「ん?このそうめん何だかフニャフニャしてるな・・・何でだろう。」
とめちゃくちゃ不思議でした。
それほど、奈良県民の食に浸透している三輪そうめん。
太さによって三輪素麺工業協同組合が定める独自の等級があるそうで、
誉(ほまれ)>緒環(おだまき)>神杉(かみすぎ)と、どんどん細くなっていきます。
最高級品に位置づけられる神杉は直径0.3~0.5ミリメートルという極細さというから驚きです。
そうめん メニューなど
店内はセルフサービスです。
注文する商品が決まったら、先にお会計を済ませて商品を受け取るスタイル。
こちらのメニューはそうめんとつゆを自分好みにチョイスできるのが特徴です。
お値段は選ぶメニューによって 600円~780円 程度。
そうめんメニューの選び方
① めんを2種類の中から選ぶ。
② つゆの種類と具を選ぶ。(全部で8種類)
めんは、「つるり」と「さらり」 の2種類。後者の方が細いようです。
つゆは、定番の「黒つゆ」(干しシイタケとカツオだし)から、
名前を聞くだけでヨダレが出てきそうな「海老塩金つゆ」(いりこと干しエビに梅酢)、
そうめんの可能性の醍醐味であろう「胡桃白つゆ」(黒つゆ+胡桃+白みそ)までさまざま。
温か冷かも選べます。
ああ、全部試したい・・・
ちなみに、めんやつゆには、化学調味料や保存料を使っていないそうです。
今回私は、めんはオーソドックスな「つるり」を選択。
つゆは、新境地を切り開くべく「胡桃白つゆ」をチョイスしました。
「くるみ白つゆ」は中華風の坦々にゅう麺。和歌山県産の山椒が効いていてオイシイ!!
これは、新境地だわ。
そうめんの可能性感じたわ。さすがそうめん研究所。
お店では、つゆを全部飲むのを推奨されています。
普段なら塩分が気になって、めんの汁は残すのですが、つゆの美味しすぎて全部飲み干してしまいました☆
そうめんの麺じたいが塩分高いんだけど・・・?
という私の栄養士の部分は三輪山に奉納させていただく。
めんの他にオススメしたいのがサイドメニューの「奈良の茶飯いなり」300円
口に入れた瞬間の香りがとっても良くておどろき。
どうやら、茶飯と柚子と奈良漬けがものすごく合うらしい。
こちらも奈良の名物「茶飯」の新境地を味わうことができました。
その他あれこれ
南向きの大きな窓から差し込む光が印象的な店内。とにかくお洒落。
窓からはのどかな田園風景が見えます。
4人掛け、2人がけのテーブルはもちろん、窓にむかって一人で座れる席や、
お子さん連れにおすすめの座卓タイプのお席もありました。
店内の奥ではそうめんや、お店で出されているつゆの販売もしています。
一般的な三輪そうめんと違い、パッケージもカラフルでお洒落なので若い子にも受けるのではないでしょうか。お土産にも最適だなー。と思いました。
てのべたかだや 周辺観光
奈良県桜井市周辺でおすすめの観光スポットはこちら!
大神神社
言わずとしれた大和国一宮。原始信仰を色濃く残す日本最古の神社。
三輪明神として親しまれ、全国から参拝客が訪れる。
大神神社
住所 : 〒633-8538 桜井市三輪1422
アクセス: JR万葉まほろば線「三輪駅」から徒歩約5分
安部文殊院
知恵の神様、文殊菩薩をご本尊とする由緒あるお寺。
安部一族の氏寺で、安倍晴明の出生の寺として有名。日本三文殊の1つであり、学業成就を祈願する人も多い。
阿部文殊院
住所 : 〒633-0054 桜井市阿部645
アクセス: JR桜井・近鉄桜井駅 より下車後
桜井市コミュニティバス南循環線6「安倍文殊院」下車スグ
桜井市にはその他にも「山の辺の道」や卑弥呼の墓として話題になった「箸墓古墳」など歴史スポットがたくさんあります。
観光の合間に、奈良の名物三輪そうめんを美味しく・楽しく食べることができる「てのべたかだや」に足を運んでくださいね。