奈良観光

奈良県はなまっぷ【2月3月4月】神社仏閣&史跡を中心としたお花の情報まとめ

奈良県では神社仏閣や古墳、史跡公園など歴史の深い場所で四季折々の花を楽しむことができます。去年から今年にかけてお花を見に行くことが多かったので、行って良かった場所をまとめてみました。まずは春のお花から紹介していきます。

この記事でわかること

奈良県2月~4月の春のお花の個人的おすすめスポット

月ごとに分類していますので、気になる月に合わせて目次から飛んでください。

2月下旬~3月下旬

2月ごろから徐々に梅の季節になります。
雪中四友とも呼ばれる早春の花「蝋梅」の咲いたあとに、同じく雪中四友のひとつ「梅」が咲き始めます。

月ヶ瀬梅林(梅)

奈良県で梅といえば「月ヶ瀬!!」と真っ先に言われるほど梅の有名スポット月ヶ瀬梅林。毎年2月下旬から3月下旬にかけて「梅まつり」が開催されます。人気のスポットなので見ごろの土日は混雑しますが、行って損はない梅のスポットです。

月ヶ瀬では山一面の梅が楽しめます。
梅林から見下ろす渓谷も素晴らしい。2022.3.21撮影

2022年は3月中旬に見ごろとなり下旬まで楽しめたようです。

月ヶ瀬梅林

住所: 奈良市月ヶ瀬長引

駐車場:周辺にたくさんあり(梅まつりの時期は有料)
RVパーク ロマントピア月ヶ瀬が、駐車台数も多く道も狭くないのでおすすめです。

馬見丘陵公園 (梅林)

馬見丘陵公園は、4世紀〜6世紀ごろに築造された古墳の密集エリア(馬見古墳群)に作られたました。奈良県が管理する史跡公園です。

こちらには四季折々、様々な花が植えられて公園を訪れる人を楽しませてくれます。

2月下旬から3月中旬の時期は公園中央エリアにある梅林の梅が咲き誇ります。2022.3.9日撮影

とても広い公園なので、お弁当を持って出かけたいですね。

馬見丘陵公園

住所:奈良県北葛城郡河合町佐味田

駐車場:中央・東・北とエリアごとに無料駐車場あり

源九郎稲荷神社 (梅)

かつて郡山城というお城があった大和郡山市。

戦国時代に豊臣秀吉の弟、豊臣秀長が郡山城に入城した際にその守護神として、吉野川のほとりにあった「源九郎稲荷神社」を遷してきたのがこちらの「源九郎稲荷神社」の起源とされています。

境内には、歌舞伎役者「中村勘三郎」さんが植樹した枝垂れ梅があり満開の時期はとても美しいです。郡山城の城下町の散策のついでに立ち寄ってみてはどうでしょうか。2022.3.13撮影

源九郎稲荷神社

住所:奈良県大和郡山市洞泉寺町15

アクセス:近鉄「大和郡山駅」から徒歩10分

駐車場:なし(近隣に有料駐車場あり)

3月中旬~4月上旬

3月といえばやはり桜!
日本人が一番楽しみにしている花といっても過言ではありません。やはり桜が咲くと春が来た!という気分になりますね。

春日大社(門前の枝垂れ桜)

奈良市を代表する神社春日大社。世界遺産に登録されている神社です。

拝殿に入る門前に咲く枝垂れ桜。こちらの神社は藤の花が有名ですが、桜も建物の朱色と相まってとても映えます。2022.3.27撮影。

春日大社

住所:奈良県奈良市春日野町160

アクセス:近鉄「奈良駅」から徒歩25分

駐車場:あり(有料)

大神神社・大美和の杜展望台(桜)

日本最古の神社ともいわれる大神神社。三輪山をご神体とする名高いパワースポットです。

神社の拝殿から久延彦神社に向かう途中に小高い丘があり、そこからはご神体である三輪山や反対側には大和三山を望むことができます。

桜の季節には彼岸・ソメイヨシノ、枝垂桜が咲いて景色に彩りをそえてくれます。2021.3.27撮影

大神神社 大美和の杜展望台

住所:奈良県桜井市三輪1422

アクセス:JR「三輪駅」から徒歩20分

駐車場:あり(大神神社参拝者駐車場 無料)

4月

桜に桃にチューリップに藤に・・・
と、とにかく春の花が一斉に咲き始めて忙しいのが4月。
どこに行くのか迷ってしまいますね。

例年は3月下旬には散り始める桜ですが2022年は4月の上旬まで長く楽しめました。

藤原京跡(桜と菜の花)

藤原京跡では四季折々、色んなお花を植えています。
桜と同時期には、植えられた一面の菜の花が咲き誇りとても美しい光景を見ることができます。(ただし、土日祝はとても込み合います)

毎年3月中旬~4月上旬ごろの桜と菜の花が同時に咲く時期は見事です。撮影日2022.4.2

藤原京跡

住所:奈良県橿原市醍醐町

駐車場:あり(無料 公園の周囲に点在しています)

明日香村(桜と桃)

歴史の深い地域、明日香村。
こちらでは、春の野山の風景と桜や桃の花、菜の花などを楽しむことができます。

のどかな田園風景と花を楽しみたい方には明日香村はおすすめです。

飛鳥川ぞいの、紅白に植えられた梅の木
遠景からの飛鳥寺
飛鳥坐神社の境内の立派な八重桜。(八重桜は一般的なソメイヨシノよりも開花時期が遅いです)

明日香村

住所:奈良県高市郡明日香村

アクセス:近鉄「飛鳥駅」下車

駐車場:あり(無料の駐車場が村内のところどころにあります)
飛鳥寺・飛鳥坐神社などをめぐりたい場合は「農産物直売所 あすか夢の楽市」に駐車すると便利です。

壺阪山寺(桜)

関西の桜好きなら、知らない人はいない桜の名所「壺阪寺」正式名称は「壺阪山南法華寺」
関西の観音信仰の零場の総称「西国三十三か所」の第六番札所でもあります。

明日香村からさらに南に下った山の上にあり、交通の便が不便だというのにもかかわらず桜の時期は大勢の人でにぎわいます。満開の時期はお寺全体がピンク色に!

山の斜面に沿って桜が咲き乱れます。例年の見ごろは3月下旬ごろ。
境内に鎮座している「大釈迦如来石像」と桜のコラボが素敵です。撮影日2022.4.2

壺阪寺(南法華寺)

住所:奈良県高市郡高取町壷阪3

駐車場:あり(桜の季節は有料)駐車場の開く時間も桜の時期は早くなります。

馬見丘陵公園(チューリップ)

四季折々のお花で楽しませてくれる馬見丘陵公園。
こちらの公園で一番有名なのがこのチューリップ!
毎年4月中旬のチューリップの満開を迎える時期に「馬見丘陵公園チューリップフェア」が一週間ほど開催されます。期間中は音楽ステージ、食事などのイベントが催されます。

2022年のチューリップの満開時期は例年より早かったようです。撮影日2022.4.10
撮影した日には満開は少し過ぎていました。

馬見丘陵公園

住所:奈良県北葛城郡河合町佐味田

駐車場:中央・東・北とエリアごとに無料駐車場あり

春日大社&万葉植物園(藤)

春日大社で一番有名な植物といえば「藤」
春日大社を信仰していた藤原氏に縁の深い花です。

春日大社の境内の「砂ずりの藤」がとても有名ですが、色んな種類の藤の花を見たいなら「萬葉植物園(まんようしょくぶつえん)」がおすすめです。春日大社の敷地内にある植物園で、そこでは20品種、約200本の藤の花を見ることができます。

例年の見ごろは4月下旬~5月上旬だそうですが、2022年は満開が早かったようで訪れた日には満開は過ぎていました。撮影日2022.4.29

温暖化の影響で年々、満開の時期が早まっているそうです。

春日大社 萬葉植物園

住所:奈良県奈良市春日野町160

アクセス:近鉄「奈良駅」から徒歩20分

駐車場:あり(有料 春日大社の駐車場利用 もしくは近隣の有料駐車場を利用)

2月~4月までのお花 まとめ

早春~春にかけてはお花が次々と咲いてきて、心もウキウキしてきますね。
興味のある場所があれば是非尋ねてみてくださいね。
※見ごろの時期は目安です。毎年かわるので、お寺や神社、公園のホームページで確認するのをお忘れなく!(^^)!

  • 月ヶ瀬梅林(梅) 2月下旬~3月下旬
  • 馬見丘陵公園(梅) 2月下旬~3月下旬
  • 馬見丘陵公園(チューリップ) 4月上旬~下旬
  • 源九郎稲荷神社(梅)2月下旬旬~3月中旬
  • 春日大社(桜) 3月上旬~4月上旬
  • 春日大社(藤) 4月中旬~5月上旬
  • 大神神社(桜) 3月中旬~4月上旬
  • 明日香村(桃・桜) 3月中旬~4月上旬
  • 壺阪寺(桜) 3月中旬~4月上旬