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桧原神社☆元伊勢の由来や神社への行き方など解説

奈良県桜井市にある、「元伊勢」として有名な桧原神社にいってきました!

檜原神社 基本情報

桧原神社(ひばらじんじゃ)

所在地:〒633-0001 桜井市三輪

アクセス:JR万葉まほろば線「三輪駅」もしくは「巻向駅」から徒歩約30分
駐車場:あり(無料)

メモ:大神神社の摂社。本殿や拝殿はなく、三輪山を御神体としている。平成27年に建て直された三ツ鳥居よりご神体である三輪山を拝します。

檜原神社 駐車場情報

駐車場あり(行くまでの道が少し狭いので注意)

近くに公衆トイレもあり、山の辺の道を散策する方にとってはとても良い休憩スポットとなっています。

御祭神

元伊勢である桧原神社はとても力の強いパワースポットとして知られています。

御祭神

天照大神若御霊神(あまてらすおおかみのわかみたまのかみ)

伊弉諾命(いざなぎのみこと)
伊弉冊命(いざなみのみこと)

やはり元伊勢というだけあって、日本の最高神である天照大神と、アマテラスの親である日本神話において日本の国をつくったイザナギ・イナザミの両神が祀られています。

アマテラス様を若御霊とされているのは、元伊勢だからなのでしょうか。

末社 豊鍬入姫宮

御祭神・・・ 豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)

すぐ脇に、末社である 豊鍬入姫宮 もあります。
豊鍬入姫は天照大神をこちらの桧原神社に連れてきた皇女です。

神社の云われあれこれ

桧原神社の名前の通り、古代はこの地域には檜(ひのき)が群生していたといいます。

神社に伝わる創建の伝承はこうです。

第10代崇神天皇(実在した可能性のある最初の天皇)の時代

天皇の納める地に疫病が蔓延しました。
疫病の原因を、人間と神様の住む場所を同じにしているせいだ。と考えた崇神天皇は、娘の豊鍬入姫命天照大神を託してこの地にお祀りさせました。
それまでは天照大神やその他の地の神様は、天皇の住む屋敷と同じ場所に祀られていました

それが桧原神社の始まりと言われています。 豊鍬入姫命は初代の斎王というわけです。
(斎王:天皇にかわって天照大神に使える巫女。皇族の未婚女性が選ばれた)

そして、 豊鍬入姫命はこの地で天照大神を祀りながら、もっとふさわしい場所はないのかと探し求めていました。
けれど、彼女の代ではふさわしいと思える土地は見つかりませんでした。


時はうつって崇神天皇の次の代、垂仁天皇の時代に伊勢の五十鈴川のほとりにやっと、相応しい場所を見つけることができました。その時に豊鍬入姫命の後を継いで斎王となっていた倭姫命(やまとひめのみこと)がその地に天照大神をお祀りした。というわけです。
そこが現在の伊勢神宮の内宮の場所となります。

倭姫命(やまとひめのみこと)をお祀りした神社が伊勢の内宮と外宮の間にあるそうです。

三重県伊勢市に鎮座する伊勢神宮(皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮))が、現在地へ遷る以前に一時的にせよ祀られた (天照大御神の神体である八咫鏡を奉斎した) という伝承を持つ神社・場所を「元伊勢」と言います。

桧原神社へのおすすめの行き方・山ノ辺の道

桧原神社にダイレクトに参拝してももちろん良いのですが、オススメは「山の辺の道」を歩いての参拝です。
三輪山の麓から石上布留を通り、奈良へと通じる古代の道が山の辺の道です。

そこまで起伏が激しいわけでは無いのでハイキングコースとしても人気です。

大神神社を参拝したあとは、順路に沿って狭井神社まで歩きます。
狭井神社の脇に細い道があり、そこが山の辺の道のルートです。

石畳で舗装されている道や、途中、舗装されていない山道などもありますが徒歩20分ほどで桧原神社に到着できます。

山の辺の道すがら、神社の入り口が見えるとほっとしますね。

車や電車でダイレクトに参拝される方より、大神神社から山の辺の道ルートでこられる参拝者の方の方が多い気がします。(桧原神社も大神神社の摂社なので当然なのかもしれませんが)
子どもでも歩ける距離なので、気候のよいシーズンは歩かれてみてもよいのではないでしょうか。

桧原神社は絶景スポットでもあります

三輪山の麓にある桧原神社は「山の辺の道」の絶景スポットとしても知られています。

とくに、境内から西の鳥居の方を向くと、ちょうど西の方向に二上山が見えます。
毎年、「春分・秋分」の頃には神社の鳥居の中に納まる二上山の雄岳と雌岳の間に夕日が沈む「鞍落ち」という景色を見れることができるそうです。
桧原神社にいるボランティアガイドさんにその写真を見せてもらった事がありますが、とても幻想的で美しかったです。太陽のパワーも頂けそうですね。