お寺

浄瑠璃寺☆美しき浄土式庭園と九体の阿弥陀如来が迎えてくれるお寺の駐車場情報や見どころなど

住所は京都府だけれど、ほぼ奈良といっても過言ではない位置にある「浄瑠璃寺」真言律宗の寺院です。ご本尊は尊は阿弥陀如来様と薬師如来様です。

そこそこ山の中にあるので、車で行くのが便利なお寺です。

浄瑠璃寺 基本情報

浄瑠璃寺

住所: 木津川市加茂町西小札場40
電話:0774-76-2390
拝観時間:9:00~17:00(本堂参拝は16時30分まで)
※12月~2月は開門時間が短くなるので注意。
拝観料400円(小学生以下は無料)

アクセス: JR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通バス浄瑠璃寺行き約25分、「浄瑠璃寺前」下車すぐ。もしくは、JR加茂駅からコミュニティバス当尾線で約20分「浄瑠璃寺前」下車すぐ。


駐車場:あり(有料300円)

浄瑠璃寺のちょこっと解説

  • ご本尊の薬師如来様が住むと言われる「東の浄瑠璃世界(じょうるりせかい)」から「浄瑠璃寺」と呼ばれている
  • ちなみにその薬師如来様(秘仏)は本堂の池を挟んだ対岸にある三重塔に祀られていて本堂にはいない。
  • どうして本堂にいないのか秘密は境内の配置にあり!(と個人的には思っている)
  • そしてもう一つのご本尊である阿弥陀如来像は本堂に九体もある!(ありがたさマシマシ)
  • その九体の阿弥陀如来像を安置するということで九体寺という通称もある。
  • 浄瑠璃寺の境内に入るのは無料。ただし、阿弥陀如来を安置する本堂(九体阿弥陀堂)に入るのにはお金が必要になる。
  • お堂の中は例にもれず撮影禁止
  • 運がよければ本堂のなかでご住職のお話を聞けるかも。

本堂に入る前は、九体も阿弥陀如来さまがいて騒がしくないのだろうか。という罰当たりな事を思わないでもなかったのですが、それは杞憂でした。本堂の中の正常な空気感と九体の仏像が並ぶ荘厳な様は圧巻の一言。九体も阿弥陀如来像がならんでいるというのに違和感を全く感じない。むしろ、ありがたさ9倍。本当に救ってもらえるんじゃないかな。本当に。

浄瑠璃寺といえばやっぱり浄土式庭園

さて、本堂のありがたい空気を吸ったら、今度は庭に注目していきます。本堂でお話をされていたお坊さんの話を聞くところ、この「浄瑠璃寺」池を挟んで9体の阿弥陀仏を祀る本堂を彼岸(あの世)。池の対岸、三重塔が建つあたりを此岸(現世)とし、此岸(現世)から太陽の沈む方角(つまり西です。)にある彼岸(あの世)に阿弥陀仏を置いて拝むかたちにしたということ。このように阿弥陀様を配置したお堂の前に池を置き、極楽浄土を再現したような寺院庭園を「浄土式庭園」といいます。浄土式庭園で有名なのは、十円玉でおなじみの平等院の庭園でしょうか。

お寺を楽しむワンポイント

なんで西に阿弥陀様を置いたの?と思われるかもしれませんが、阿弥陀如来様はもともと、「西方の極楽浄土」担当の仏様です。平たく言えば、西にある死後の世界で私たちを救ってくださる仏様。

対する三重の塔に祀られえている薬師如来様は「東の浄瑠璃世界」の担当で、生きている私たちを病気などから救ってくださる仏様です。仏様の世界にも担当があるんですね。



というわけで、浄瑠璃寺のみどころの一つである「浄土式庭園」をゆったり鑑賞していきます。残念ながら普段は本堂の扉は締め切られているので対岸から見ても阿弥陀仏様のお姿を拝観することはできないのですが、扉を開くと、阿弥陀様の肩までしか見られない。という造りになっているらしいです。何というチラリズム!!
とか何とか思っていたら、
どうやら、目の前の池に映った仏像をみるとお顔が映るように設計されているらしい。何という粋な設計。昔の人ってすごいですよね。

ゆらゆら揺れる水面にぼんやりと9体の阿弥陀如来像のすがたが映るのを見た昔の人は極楽浄土をすこしだけのぞき見たような感動を味わったのでしょうか。
いつか水面に映る阿弥陀如来様のおすがたを見たいものです。
あ、もちろん此岸(現世)の方から。笑

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